01 私のストーリー

百十四銀行のM&Aコンサルティングを軌道に乗せるべく出向

私は入行後、高松市内の支店で3年間、その後神戸支店で4年半、個人と法人のお客さまを対象とした営業活動を行っていました。そして、当行にてM&Aに力を入れるべく、自行でのM&A仲介業務を開始するタイミングで、日本M&Aセンターという国内最大手の企業に出向し、そのいろはを1年間学ぶことになったのです。

出向当初はもちろん、M&Aについての知識は皆無でした。そのため先方の社員の方に付きっ切りで業務に臨むOJT形式で勉強することから、再スタートを切ることになりました。最初は社員の方の商談を横で聞いて学び、その後は横についていただきながら自分が話し、最後は一人で商談に臨む、といった形で徐々にステップアップし、最終的には顧客開拓から、商談、マッチング、売り手買い手の条件調整、契約書への落とし込み方法、双方の条件のすり合わせ、価格の決め方など、M&Aに必要なハウツーを一通り学ぶことができました。こうして得た知見を当行に持ち帰り、本部のM&Aコンサルティング担当としてその後7年半、従事することになります。

M&Aコンサルティングという仕事のやりがいは、やはりお客さまとwin-winの関係を築けることです。一方で、これはやりがいと表裏一体ではありますが、1件1件すべてオーダーメイドでプロジェクトを進めなければならず、2つとして同じ答えがないことに毎回苦労します。

例えば、会社を売却した後も会社に残りたい方と残りたくない方がいますし、買い手側も、残ってほしいと思っている場合とそうではない場合があります。こうした双方の考えの折り合いをつけなければなりません。また、お客さまが理屈では「この条件で売却すべき」と理解していても、気持ちの面でOKを出せないケースもあります。一方で、暗礁に乗り上げかけていた案件が結果的に実現することもあり、コントロールしきれない部分も大きく、今でも新しい体験を重ねています。とはいえ、最終的に双方がご納得のうえM&Aを実現できると、お客さまに本当に喜んでいただけますし、そのたびに「大変だったけれど頑張ってよかった」と思える仕事です。

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02 挑戦と応援のストーリー

M&Aするか否か。お客さまの葛藤にとことん付き合う

M&Aを検討していた、あるお客さまのエピソードです。まだ60代前半で元気であり、事業も好調だったのですが、その事業を買収したいという企業がいる、という情報を得ました。いずれはM&Aするつもりではあったものの、苦労しながら続けてきた事業がちょうど軌道に乗ったタイミングだったので、「果たして”今”なのか、もう少し”将来”でもよいのではないか」と葛藤されていました。一方で買い手側は、あまり長く待つことが難しく、結論を急がなくてはならない状況でした。

そこで、時間を作っては何度もお客さまの元を訪問し、そのたびに数時間かけて話し合いました。私はM&Aを実行するかどうかを決める立場ではないため、お客さまの話を聞き、それぞれの選択肢のメリット・デメリットを整理して、その葛藤にひたすら寄り添いました。

結果的にM&Aは成立し、お客さまからも非常に感謝されましたが、それが本当にお客さまにとってよい決断だったかどうかはずっと先に分かることだと思います。この仕事の奥深さを実感した出来事でした。

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03 現在の仕事内容

マネージャーとして相談しやすい環境づくりに注力

こうして長らくM&Aコンサルタントを務めた後、約10年振りに支店に戻ることになりました。現在は高松市内の支店で、次長として法人営業を行うチームを取りまとめています。支店業務の感覚を取り戻したり、日々やるべきことをこなしたりするのに精いっぱいですが、マネージャーとして相談しやすい環境づくりは意識しています。

例えば、話しかけられたときは、どんなに忙しくても手を止めて聞くようにしていますね。簡単なようで難しく、しかしとても大切なことだと思っているので、徹底しています。

また、アドバイスや指示をするときも、自分の経験を踏まえて、「こうしなさい、なぜならこういう理由で、こうやったほうが上手くいくから」というように理由も併せて伝えるようにしています。こうした方が相手も納得できて、その後のコミュニケーションもスムーズになるからです。

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04 キャリアの過去と未来

いままでとこれから

いままでのキャリア

  • 2009年 入行 木太支店
  • 2012年 神戸支店 法人営業
  • 2016年 日本M&Aセンターへ出向
  • 2017年 コンサルティング部 M&Aチーム
  • 2025年 国分寺支店 次長

これからのキャリア

私は本部と支店、どちらも長く経験し、双方の立場や考え方を理解しています。この知見を活かして、当行全体がよくなるような仕組み作りに貢献していきたいです。

05 就活生へのメッセージ

先入観を持たずに、まずは知ってください

銀行には、皆さんが想像しているよりずっと多種多様な仕事があります。そして、地域において数多くの会社や個人のお客さま、自治体とのつながりがあることは、銀行の何よりの強みです。
もしご自身でやりたいことがあるのなら、銀行ではそれができる可能性は十分あります。先入観を持たずに、銀行の事業をぜひ学んでみていただけたらうれしいです。

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