特徴・メリット
- 海外の金利水準が反映されるので、高い利回りが期待できます。
- 購入時より円安の場合、為替差益が得られます。
- 満期が来る前に、途中で売却できます。債券の価格が上がっていれば、売却益を得られる場合があります。
- 投資を外貨に広げることで、1つの通貨が下落した際のダメージを減らすことができます。
外国債券のイメージ(利付債の場合)
※当行では、委託金融商品取引業者として四国アライアンス証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)、野村證券(株)の委託を受けて、外国債券の売買の仲介や募集などをおこなっております。
外国債券の魅力
1.高い利回り
低金利が続く日本に比べ、金利が高い点が外国債券の魅力といえます。ただし、注意しなければならないのは、一般に金利の高い債券は信用リスクも高くなる傾向にあるので、その点を勘案して選ぶ必要があります。
2.為替差益が得られる
外国債券を購入後、為替相場が円安に振れた場合、利子や償還金、売却益を受け取る時に為替差益を得られる可能性があります。為替差益というのは、為替レートの変動によって生じる利益のことです。例えば、1ドル100円で米ドルを購入し、為替レートが1ドル110円になれば、円に交換する際、1ドルにつき10円の利益が得られます。逆に、為替レートが円高に振れた場合、損が生じることもあり、為替差損といいます。
為替差益のイメージ(例:米ドル)
3.分散投資先に
資産運用の基本は、リスク分散。外国債券は、日本の株式や債券などと値動きが異なるため、分散投資として、他の資産と組み合わせて外国債券を保有したり、また複数の通貨に分散して投資したりすることで、運用リスクの低減効果が期待できます。
外国債券の注意点
外国債券は魅力的な利回りが特徴ですが、リスクも存在します。
市場変動リスク | 債券は償還日まで保有していれば、原則元本が戻ってきますが、途中で売却した場合に価格が下がっていれば、その分損失となります。 |
---|---|
信用リスク | 発行体の財務状況が変化した場合、利息や償還金が約束通り支払われない可能性があります。信用リスクを判断する際には、格付情報を参考にします。 |
為替変動リスク | 利子や償還金、売却益を受け取る際に、為替レートの変動により受取額に大きく影響を与える場合があります。 |
流動性リスク | 債券を途中で売却する場合、買い手がつかない場合があります。 |
カントリーリスク | 発行体の政治や経済の変化により、債券価格の変動や、償還金の支払いに影響が出る可能性があります。 |
債券の信用力を確認するには?
債券の信用力を判断するには、格付情報を参考にします。格付情報とは「格付機関」が発行体の信用度を調査して、信用リスクの度合いをわかりやすく記号でランクづけしたものです。